企業サイトが隠す真実:KINTOのWeb完結システムとディーラーの連携不足によるトラブル事例

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自動車のサブスクリプションサービスであるKINTOは、スマートフォンひとつで新車の契約が完結する圧倒的な利便性を誇ります。

しかし、契約手続きはWebで済む一方で、実際の車の納車や日々のメンテナンスは、地域のトヨタディーラー(販売店)に足を運んでお願いしなければなりません。

結論からお伝えすると、この「Web完結のシステム(株式会社KINTO)」と「実店舗の現場(地域の独立した販売店)」の連携不足により、「たらい回しにされる」「担当者の接客が素っ気ない」といったトラブルが実際に起きています。

これは個人の性格の問題ではなく、車を販売して利益を得るディーラーの仕組みとKINTOのビジネスモデルが噛み合っていないために生じる「構造的な問題」です。

本記事では、当ブログの運営者が現在もKINTOを利用する中で実際に経験したディーラーでの違和感やトラブル事例をもとに、企業サイトが決して語らないデメリットの真実と、後悔しないための防衛策を徹底的に解説します。

この記事でわかること
  • KINTOの「Web完結」が引き起こすディーラー連携不足の根本的な原因
  • 「たらい回し」や「冷遇」が発生してしまう、ディーラーの利益構造の裏側
  • 当ブログ運営者が体験した、納車日やメンテナンス時のリアルな接客態度
  • KINTOならではのデメリット(保険や走行距離制限)がもたらす影響
  • 契約前に実践すべき、店舗の見極め方とトラブル回避策
Contents
  1. KINTOの「Web完結」に潜む構造的なデメリットとは?
  2. 当ブログ運営者が直面した!ディーラー対応のリアルな実態と体験談
  3. KINTOのデメリット:仕組み上の制約とディーラー対応が噛み合わない悲劇
  4. KINTOでディーラーとのトラブルやたらい回しを回避するための防衛策
  5. 自分に合ったカーリース・サブスクを選ぶための重要な視点
  6. まとめ
  7. よくある質問

KINTOの「Web完結」に潜む構造的なデメリットとは?

「来店不要で、自宅にいながら新車の契約ができる」というキャッチコピーは、忙しい現代のライフスタイルにおいて非常に魅力的です。休日の貴重な時間を削ってディーラーに何度も足を運び、長い商談や価格交渉をする必要がない点は、KINTOの大きなメリットと言えます。

しかし、自動車という商品は、契約して終わりではありません。数年間にわたって安全に乗り続けるためには、点検や車検といった実店舗でのサポートが必要不可欠です。

ここでは、Web完結という入り口と、実店舗でのサポートという出口が噛み合わないことで生じる、構造的なデメリットについて詳しく見ていきます。

便利さの裏側にある「現場(ディーラー)」との物理的・心理的な距離

従来の車の買い方であれば、契約に至るまでに営業スタッフと何度も顔を合わせ、疑問点を解消しながら信頼関係を築いていきます。納車日はその集大成であり、担当者も一緒になって新しい車との生活のスタートを祝ってくれるのが一般的な風景です。

しかし、KINTOのWeb完結システムを利用した場合、この「関係構築のプロセス」が完全に省略されます。車種選びから審査、契約手続きまですべてスマートフォンやパソコンの画面上で完結するため、納車日になって初めて担当の営業スタッフと対面することになります。

事前のコミュニケーションがないため、お互いに相手の性格や車の使い方に対するこだわりなどを把握していません。

この物理的・心理的な距離感が、後に「思っていたような親身なサポートを受けられない」という不満やトラブルの種になりやすいのです。

車という高額な商品を扱う以上、現場のスタッフとの信頼関係は非常に重要ですが、Web完結はその構築を難しくしてしまうという側面を持っています。

契約先(KINTO)とサービス提供窓口(販売店)が異なるという矛盾

トラブルの最も大きな原因は、契約の構造にあります。

「KINTOはトヨタのサービスだから、全国のトヨタのお店が手厚くサポートしてくれる」と思い込んでいる方は少なくありません。しかし、厳密な契約の仕組みを知っておく必要があります。

KINTOを運営しているのは「株式会社KINTO」という、トヨタ自動車が設立したグループ企業です。一方で、街中にあるトヨタのディーラー(販売店)は、トヨタの看板を掲げて車を販売していますが、その多くは地域ごとに独立した別会社です。

これは、コンビニエンスストアのように本部から看板を借りて独立経営を行うフランチャイズ(※本部から商品や商標を使う権利をもらい、独自の店舗を運営するビジネスモデルのこと)に近い仕組みです。

つまり、KINTOの契約者は「株式会社KINTO」と直接契約を結んで毎月の利用料を支払っています。車を納車し、その後のメンテナンスを担当する地域のディーラーから見れば、あなたは「直接自社から車を買ってくれたお客様」ではなく、「株式会社KINTOからメンテナンスの業務を委託されているお客様」という少し特殊な立ち位置になってしまうのです。

この契約の相手と、実際にサービスを受ける窓口が異なるという矛盾が、さまざまな摩擦を生じさせます。

なぜ「たらい回し」が発生するのか?その根本的な理由

この「契約先」と「窓口」の分離こそが、インターネット上の口コミなどで頻繁に見かける「たらい回し」という現象の根本的な原因です。

例えば、契約している月額料金の引き落としについてや、途中解約した場合の違約金についてディーラーの担当者に質問をしたとします。しかし、ディーラーはあくまで「車の整備や受け渡し」を委託されているだけなので、契約に関するお金のシステムにはアクセスできず、「その件に関しましては、KINTOのカスタマーセンターにお問い合わせください」と返答せざるを得ません。

逆に、KINTOのカスタマーセンターに電話をして「自分の住んでいる地域の雪道事情に合わせたオプションや、ディーラーでの細かい整備スケジュールについて相談したい」と伝えても、「お車の個別の状況や地域の整備対応については、担当の販売店にご確認ください」と案内されることがよくあります。

このように、お金や契約のことは「KINTO」、車の現物のことは「ディーラー」と管轄がはっきりと分かれているため、何か疑問が生じた際にひとつの窓口でスムーズに解決しないというストレスが発生しやすくなります。

これが「たらい回しにされた」と感じる大きな要因なのです。

当ブログ運営者が直面した!ディーラー対応のリアルな実態と体験談

ここからは、私が実際にKINTOを契約し、現在も利用している中で直面した「リアルな実態」をお伝えします。

企業サイトのきれいな言葉だけではわからない、現場での違和感や体験談を包み隠さず共有します。なお、これはあくまで筆者がお世話になっている一部の店舗での体験であり、すべての店舗が同じ対応であるとは限りませんが、構造的に起こり得る一つのケースとして参考にしてください。

納車日の違和感:最低限の事務的な接客と担当者の熱量の低さ

Webでの手続きをスムーズに終え、いよいよ待ちに待った納車日を迎えました。指定された地域のトヨタディーラーへ足を運びましたが、そこで感じたのは「歓迎されている」という温かい雰囲気ではなく、どこか冷ややかな空気でした

店舗に入り名前を告げると、案内された席でお茶を出されましたが、担当の営業スタッフの対応は非常に事務的なものでした。用意された書類の確認を行い、車の鍵を渡され、簡単な機能の説明を受けるだけです。

通常の車購入であれば、新しい車でのドライブプランについて世間話をしたり、今後の付き合いについて挨拶があったりするものですが、そういった雑談はほとんどありませんでした。

車は単なる移動の道具ではなく、生活を豊かにするパートナーです。

しかし、担当者の熱量の低さから、まるで「レンタカーの貸し出し手続き」をしているかのような寂しさを感じたのを今でも鮮明に覚えています。

KINTOのシステムに対する理解度・知識不足が引き起こす不安

ディーラーでの納車式はなし。近くの駐車場で撮影しました。

さらに不安を煽ったのは、担当スタッフのKINTOというサービスに対する理解度があまりにも低かったことです。

納車の際、KINTOの月額料金に含まれているロードサービスの使い方や、万が一事故を起こしてしまった場合の修理の段取りについていくつか質問をしました。しかし、担当スタッフの説明は非常に辿々しく、明確な答えが返ってきません。

中には、筆者が事前にKINTOの公式Webサイトで調べて知っていたルールとは異なる、間違った説明をされる場面もありました。

「それはKINTOの規定ではこのようになっているはずですが?」とこちらが指摘すると、慌てて奥の事務所へ戻り、マニュアルやタブレットを確認して「お客様の仰る通りでした」と訂正される始末です。

現場の最前線にいるスタッフがサービス内容を正確に把握していない状況を目の当たりにし、「本当にこの店舗に大切な命を乗せる車のメンテナンスを任せて大丈夫だろうか」という強い不信感を抱きました。

KINTOというサービス自体を積極的に扱う気がなく、勉強不足のまま放置されているのではないかと勘ぐってしまう出来事でした。

定期メンテナンスでの冷遇?一般購入層との明確な対応の差

KINTOの月額料金には、半年ごとの定期点検やオイル交換、さらには車検の費用までが含まれており、時期が来れば専用のアプリなどから予約をして店舗へ車を持ち込みます。

しかし、メンテナンスで店舗を訪れるたびに、担当者の対応がどこか素っ気なく感じられます。

特にショックだったのは、同じ店内の待合スペースにいた他の「一般購入のお客様(ローンや現金で自社から車を買った人)」に対する接客態度と、自分への接客態度に明確な差があったことです。

一般購入のお客様に対しては、営業スタッフが満面の笑みで近づき、「最近お車の調子はどうですか?」「そろそろ新しいモデルが出ますが、カタログだけでもいかがですか?」と熱心にコミュニケーションを取っていました。

一方で、KINTOユーザーである筆者に対しては、整備士の方が作業の完了報告に来るだけで、担当の営業スタッフは遠くから軽く会釈をする程度です。

もちろん、無理な営業をされないという点では気楽かもしれませんが、何かあったときに気軽に相談できる関係性が全く築けていないことに、強い孤独感と居心地の悪さを覚えました。

インセンティブ(販売成績)の違いが接客態度に影響する可能性

なぜ、このような明確な接客の差が生まれてしまうのでしょうか。その背景には、車を販売する営業スタッフのお給料やボーナスを左右する「インセンティブ(販売成績に応じた報酬)」の仕組みが大きく関わっていると考えられます。

通常、ディーラーの営業スタッフは、以下のような要素で個人の成績や店舗の売り上げを評価されます。

  • 新車の車両本体を販売したことによる利益
  • ローン(分割払い)を組んでもらった際の手数料収入
  • 自社の店舗を通じて自動車保険(任意保険)に加入してもらった際の獲得手数料
  • フロアマットやカーナビなど、ディーラーオプションの販売利益

しかし、KINTOの場合、利用者は月額16,830円からという料金を直接「株式会社KINTO」に支払います。そして、この月額料金の中には、車両代金だけでなく、各種税金、車検費用、さらには充実した自動車保険(任意保険)までがすべてコミコミで含まれています。

ディーラー側からすると、KINTOの契約者の車を納車したりメンテナンスしたりしても、直接的な「車の販売実績」としては評価されにくく、利益率の高い「ローンの手数料」や「自動車保険の獲得手数料」を得るチャンスが完全に奪われている状態なのです。

ビジネスである以上、スタッフ個人の成績や店舗の利益に直結する「一般購入のお客様」を優先して手厚くもてなしてしまうのは、ある意味で自然な心理かもしれません。

しかし、消費者側からすれば、毎月決して安くないお金を支払っているにもかかわらず、冷遇されているように感じるのは非常に理不尽です。

この構造的なインセンティブの欠如による対応の差を肌で感じてしまった以上、正直なところ「次もKINTOを利用してトヨタの車に乗ろう」という気持ちには到底なれないのが筆者の偽らざる本音です。

KINTOのデメリット:仕組み上の制約とディーラー対応が噛み合わない悲劇

ディーラーとの連携不足だけでなく、KINTOというサービスそのものが持つ独自のルール(制約)も、トラブルや後悔を引き起こす要因となります。ここでは、Web上で見落としがちなKINTO特有のデメリットについて解説します。

任意保険の等級が引き継げない・育てられない長期的な損失

KINTOの最大の特徴は、月額料金の中に手厚い自動車保険(任意保険)が含まれていることです。この保険には、万が一の事故の際にも自己負担が最大5万円で済む車両保険や、ロードサービス、さらには1事故につき300万円まで補償される弁護士特約などが最初から付帯しています。

一見すると非常に安心で便利な仕組みですが、重大な落とし穴があります。それは、現在ご自身が加入している自動車保険の「等級(割引率)」を引き継ぐことができないという点です。

例えば、長年にわたって無事故を続け、保険料が大幅に安くなる「20等級」や「18等級」といった優良な割引を持っている方であっても、KINTOに乗り換えるとその恩恵を受けることができません。KINTOの料金は、年齢や過去の運転歴に関わらず、すべての人が一律のパッケージ料金を利用する仕組みだからです。

さらに深刻なのは、KINTOを利用している期間中(3年・5年・7年)は、無事故であっても新たな等級を「育てる」ことができないという点です。

将来、KINTOを解約して自分で車を購入し、再び自動車保険に加入しようとした際、過去の等級を引き継ぐ手続き(中断証明書の発行など)を正しく行っていなければ、また割引のない新規の等級からやり直すことになり、トータルで見ると数十万円単位の金銭的損失につながる可能性があります。

■関連記事:KINTOの任意保険は損?18等級の引き継ぎ不可がもたらす長期的デメリット

走行距離制限(月間1,500km)がもたらす心理的プレッシャー

KINTOには、車の価値を一定に保つための明確なルールとして「走行距離制限」が設けられています。具体的には、「月間1,500km × 契約月数」が上限として設定されています。

例えば、3年(36ヶ月)契約の場合、契約期間全体での走行距離の上限は「1,500km × 36ヶ月 = 54,000km」となります。もし、車を返却する際にこの上限を超えていた場合、超過分については「1kmあたり11円」の追加精算金を支払わなければなりません。

毎日の通勤で片道数十キロを走る方や、休日に家族で長距離のドライブやキャンプに頻繁に出かける方にとっては、この制限は思いのほか厳しいものです。

「今月は走りすぎたから、週末のお出かけは控えよう」と、車を使うこと自体に心理的なプレッシャーを感じてしまい、せっかくのカーライフが窮屈なものになってしまう恐れがあります。

また、KINTOは契約終了時に車を返却する「クローズエンド方式」を採用しています。これは、返却時の車の価値(残価)の変動リスクをKINTO側が負う代わりに、利用者は車をきれいな状態で返す義務があるという仕組みです。そのため、走行距離だけでなく、車内の汚れやペットの同乗、喫煙などに対しても厳しい制限が設けられています。

■関連記事:KINTOの走行距離制限がもたらすストレスとオーバー時の悲惨な末路

オプションやグレードが細かく選べない不自由さ

車を購入する際の楽しみの一つに、自分好みに車をカスタマイズすることがあります。しかし、KINTOはWeb上で簡単に申し込めるパッケージ商品であるため、選択できるオプションやグレードが限定的です。

カタログに載っているすべてのグレードや細かいメーカーオプション、地域ごとの特別な装備などを自由に組み合わせることはできません。

「あのホイールを履かせたい」「この内装色にしたい」といった強いこだわりがある方にとっては、KINTOの画一的なラインナップは物足りなく感じるでしょう。これも、大量仕入れとパッケージ化によってコストを抑えるサブスクリプション特有のデメリットと言えます。

■関連記事:【体験談】KINTOで激しく後悔した3つの理由

KINTOでディーラーとのトラブルやたらい回しを回避するための防衛策

これまで、KINTOの構造的な問題やディーラーとの連携不足について厳しい現実をお伝えしてきました。しかし、事前にしっかりと知識を持ち、対策を講じておけば、これらのリスクを最小限に抑え、KINTOのメリット(初期費用不要、コミコミの定額制)を十分に享受することは可能です。

ここでは、契約前後に実践すべき具体的な防衛策をご紹介します。

契約前に行うべきディーラーの「KINTO対応力」テスト

Web上で契約のボタンを押す前に、必ずやっていただきたいことがあります。

それは、納車先として指定しようとしている地域の販売店に、あえて直接足を運ぶか、電話をして「KINTOの契約を検討している」と相談してみることです。

これは、その店舗がKINTOユーザーに対してどのような対応をするかを見極める、いわば「対応力テスト」です。以下のポイントをチェックしてみてください。

  • KINTOへの理解度:走行距離制限のルールや、万が一の事故時の自己負担(5万円)1について、マニュアルを見ずにスムーズに説明できるか。
  • 接客態度:KINTOを検討していると伝えた途端に、露骨に興味を失ったり、面倒くさそうな態度を取ったりしないか。
  • 客観的な提案力:「自分の通勤距離やライフスタイルを考えると、通常のローン購入とKINTO、どちらが向いているか?」という相談に対し、自社の利益(ローン)に無理に誘導せず、公平な視点でアドバイスをくれるか。

この事前の相談で、親身になって話を聞いてくれ、KINTOの仕組みにも精通している担当者に出会えれば安心です。逆に、冷たい対応をされた場合は、その店舗を納車先に選ぶのは避け、少し家から遠くても別の系列の店舗を検討することを強くおすすめします。

疑問やトラブル発生時の正しい問い合わせルート(窓口の使い分け)

KINTOを利用開始した後に「たらい回し」にされるのを防ぐためには、利用者自身が「どの用件はどこに問い合わせるべきか」を正しく理解し、最初から適切な窓口に連絡することが重要です。

以下の表に、よくあるトラブルと正しい問い合わせ先をまとめましたので参考にしてください。

問い合わせ内容・トラブルの例正しい連絡先・窓口理由と背景
毎月の引き落とし口座の変更、途中解約の相談、違約金の計算KINTOカスタマーセンター(電話またはWeb)契約やお金に関するシステムは株式会社KINTOが管理しており、販売店の端末からは手続きができないため。
事故を起こしてしまった、車をぶつけてしまった場合の補償相談KINTO専用の事故受付デスク(保険窓口)月額料金に含まれる専用の任意保険は独自の窓口で一括対応しており、ディーラーを挟むと伝達ミスが起きるため。
車の調子が悪い、警告灯がついた、定期点検の日程を変えたい担当のディーラー(販売店)実際の車両の修理や部品の手配、整備士のスケジュール管理は、すべて現場の店舗で行われているため。

このように、お金や契約関係は「KINTO」、車の状態や物理的な整備は「ディーラー」と使い分けることで、不要なストレスを回避できます。

担当者と合わない場合の店舗変更手続きについて

もし、事前に店舗を見極めきれず、納車後に「どうしても担当者の態度が悪くて我慢できない」「点検の予約がいつも取りづらい」といった不満を抱えた場合は、遠慮せずにメンテナンスを担当するディーラーを変更しましょう

KINTOでは、引っ越しなどで住所が変わった場合はもちろんですが、対応への不満といった理由でも、カスタマーセンターに相談するか、Webのマイページから手続きを行うことで、別の店舗へメンテナンス業務を引き継ぐことが可能です。

我慢して嫌な思いを抱えたまま何年も付き合い続ける必要はありません。自分からアクションを起こして、快適な環境を整えることが大切です。

自分に合ったカーリース・サブスクを選ぶための重要な視点

KINTOのメリットと、今回お伝えしたような構造的なデメリット(ディーラーとの関係性、保険の等級、走行距離制限など)を天秤にかけ、自分にとって本当に最適な選択肢は何なのかを冷静に判断することが求められます。

KINTOの制約を受け入れられるかどうかの自己診断

以下の項目に複数当てはまる方は、KINTOの仕組みと相性が良く、不満を感じにくい傾向にあります。

  • 初めて車を持つ人で、引き継ぐような任意保険の等級を持っていない。
  • 週末の買い物や近場の送迎がメインで、月間1,500kmも絶対に走らない。
  • ディーラーの営業スタッフと密な関係を築くのは面倒で、必要最低限のドライな関係のほうが気楽で良い。
  • 突発的な修理費用や車検のまとまった出費をなくし、毎月の支払いを完全にフラットにしたい。

これらに該当する方にとっては、KINTOの手間いらずなパッケージは非常に優れたサービスとなります。

専任の担当者や柔軟な保険選びを重視するなら他社リースも検討を

一方で、以下のような希望がある方は、KINTOを利用すると後悔する可能性が高いため、他の選択肢を検討すべきです。

  • 車が好きで、自分好みのオプションやグレードを細かく選びたい。
  • 長年無事故で育ててきた18等級などの自動車保険をそのまま引き継いで、トータルの維持費を安く抑えたい。
  • 休日は遠方へのドライブが多く、走行距離を気にせずにのびのびと運転したい。
  • ディーラーの担当者と顔の見える関係を築き、親身なサポートを受けたい。

このような要望を持つ方には、KINTOのような完全パッケージ型のサブスクリプションではなく、一般的な「カーリースサービス」をおすすめします。

一般的なカーリースであれば、任意保険は自分自身で自由に選んで等級を引き継ぐことができ、走行距離制限のないプランを選べる会社も多数存在します。また、地元の馴染みの整備工場や、ディーラーを自分で選んでメンテナンスを任せることができるなど、自由度が高いのが特徴です。

■関連記事:走行距離制限なし・任意保険引き継ぎOK!おすすめカーリース他社徹底比較

KINTOで失敗しないための最終チェックリスト

最後に、安易な理由で契約して「こんなはずじゃなかった」と後悔しないための最終チェックリストを提示します。

  1. 現在の自分の任意保険の等級を確認したか?(高い等級を捨てるのは本当にもったいないか?)
  2. 過去1年間の大体の走行距離を計算し、月間1,500kmの制限に収まるかシミュレーションしたか?
  3. 納車予定のディーラーに一度足を運び、KINTO利用者の扱いについて感触を確かめたか?

これらをしっかりと確認した上で、納得して契約に進むのであれば、KINTOは素晴らしいカーライフを提供してくれるはずです。

まとめ

本記事では、KINTOの「Web完結」という仕組みが抱える構造的な落とし穴と、ディーラーの連携不足について詳しく解説してきました。

  • KINTOの利便性である「Web完結」は、実店舗のスタッフとの信頼関係を築きにくくする原因にもなる。
  • 「株式会社KINTO」と「地域のディーラー」は別会社であり、この契約のねじれが「たらい回し」を生む要因である。
  • KINTOは月額にすべてが含まれているため、ディーラー側からすると保険やローンのマージン(インセンティブ)が得られず、結果として接客態度に差が出る可能性がある。
  • 任意保険の等級が引き継げない、走行距離制限があるなど、事前に理解しておくべき独自のデメリットが存在する。
  • トラブルを防ぐには、契約前に店舗の対応力を確認し、トラブルの窓口を正しく使い分けることが不可欠。

「なんとなく安いから」「スマホで簡単にできそうだから」という理由だけで決断するのではなく、サービスの裏側にある仕組みを理解し、ご自身のライフスタイルや車に対する価値観と照らし合わせて、最も後悔のない選択をしてください。

よくある質問

ここでは、KINTOの利用に関して読者からよく寄せられる疑問について簡潔にお答えします。

Q1: KINTO契約後に、メンテナンスをお願いするディーラーを変更することは可能ですか?

はい、原則として可能です。転勤や結婚に伴う引っ越しなどで遠方へ移動した場合はもちろんのこと、「担当者の態度が悪い」「自宅から近いはずなのに予約がいつも取れない」といった店舗への不満が理由であっても変更できます。変更の手続きは、販売店に直接言いにくい場合はKINTOカスタマーセンターに電話するか、Web上のマイページ(My KINTO)から指定の店舗を変更することでスムーズに行えます。不満を抱えたまま我慢する必要はありません。

Q2: メンテナンスの予約などで「たらい回し」にされた場合、どこにクレームや相談を入れればよいですか?

販売店とKINTOのカスタマーセンターの間で意見が食い違ったり、責任を押し付け合ったりするような不快な思いをした場合は、速やかに「KINTOカスタマーセンター」へ直接電話をし、これまでの経緯を詳細に説明してください。KINTO側は顧客満足度を重視しているため、本部から該当のディーラーに対して直接指導や事実確認を行ってくれるケースが多いです。現場のスタッフと直接揉めるよりも、契約の主体であるKINTOを動かすのが最も確実でストレスの少ない解決方法です。

Q3: KINTOの任意保険は、自分で入る一般的な任意保険と何が違うのですか?

KINTOの月額料金に含まれる任意保険の最大の違いは、「年齢や運転歴(過去の事故歴)に関わらず、誰でも同じ条件・同じ料金で手厚い補償が受けられる」という点です。自分で入る保険の場合、免許を取ったばかりの若者や、過去に事故を起こして等級が下がった人は保険料が非常に高額になりますが、KINTOなら安心です。万が一事故を起こして修理が必要になっても、自己負担は最大5万円で済み、弁護士特約やロードサービスも付帯しています。また、事故で保険を使っても、翌月から月額料金が上がる(ペナルティを受ける)こともありません。

ただし、その裏返しとして、長年無事故で運転してきて最高レベルの割引(20等級など)を持っている人にとっては、その恩恵を一切受けられないというデメリットがあります。KINTO利用中は等級を引き継ぐことも、育てることもできません。ここが、一般的な任意保険との最も決定的な違いとなります。

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トヨタ「KINTO」を7年契約中。毎日の通勤による走行距離制限の恐怖、18等級の任意保険が使えない無駄、愛着が湧いた車を買い取れない現実に直面し激しく後悔。自身の失敗を生かし本音のリース選びを発信。
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